どうも、chibakyoです。
先月会社を退職した際に書いた 新卒が入社半年でブラック企業を辞めた話。という記事がかなり反響がありました。
読んでくださってありがとうございます。
これからも不定期で会社員時代のネタを投稿していこうと思います。
さて本題に入りますが、一般的に会社に入社すると研修を受けると思います。
内容は会社によって様々だとは思いますが、僕が会社員時代に受けた研修は少し特殊だったので、今回はそのことについて語っていきたいと思います。
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研修内容
内容は至ってシンプルで、会社が作成した営業トークの暗記・ロールプレイ、営業マンの精神教育的なもの、コンプライアンス研修、といったところでしょうか。
それぞれの研修について簡単に紹介したいと思います。
営業トーク
僕のいた会社は入社したら一度全員営業部に配属されます。
新入社員は入社初日に本社で研修を受けるのですが、その時に会社から営業トークの台本(?)みたいなものが配布されます。
さすがに内容の漏洩はまずいので言わないですが(むしろ思い出したくもない)、「この営業トークは誰でもアポが取れる内容だから」とは言われました。
1~2日程度の本社研修の何割かはこのトークの暗記の時間に割かれます。
その後配属先に行ってからも勤務時間の殆どがそのトークの暗記とロールプレイに費やされるのです。
ロールプレイとは、営業マン役とお客役に分かれてトークを進めていく練習法です。
しかし最初に渡されたマニュアルはあくまでもお客から一度も断りが入らないという想定で、あくまでも営業トークの進め方を覚えるためのものだと認識しています。
次第に慣れてくると、今度は切り返し方法が書かれたマニュアルを渡されます。
要はお客さんの断り文句への対応方法です。
ロールプレイではお客役が適度なところで断りを入れて練習していきます。
人によって速度は違いますが、概ね1~2週間トークの練習と先輩社員の同行を経てから一人で回るようになります。かなりのスピードですね。
精神教育
会社は精神教育にも力を入れており、配属先研修の初日にお偉いさんの講話のボイスレコーダーを聞かされます。
内容はざっくり言うと、「営業で重要なのは感謝の気持ちを持つこと」とか「商材の必要性をお客様に解っていただくという使命感」とか。
まあ精神論のテンプレみたいな内容を小一時間聞かされます。ちなみに、その所感はその日の日報に書いて提出しないといけません。
特に「使命感」についての理論は
世間一般的な認識として訪問販売はネガティブに捉えられがちだが、我々の商材は大切なお家に長く住むために必要なものだ!だからその必要性を解っていただくという使命感があれば訪販に後ろめたさはなくなる!
というものらしいです。
他にもアポを取るためには行動量が大事だ!とか 諦めない面談が大事だ!とか。
社風がゴリゴリの体育会系だったので、やたらと精神論を持ち出してくる場面が多かったです。
コンプライアンス研修
一応、初日の本社研修でやって、それ以降もたまにやっていました。
コンプライアンスとは「法令順守」という意味です。
訪問販売はトラブルも結構多いので営業をするに当たっての注意点だとか、特定商取引法のさわりだとかを習いました。
ただ、上司は前述の「諦めない面談」を重視するあまり、「簡単に諦めやがって!問題面談(※)したことあるんか?問題面談してこいや!」と社員にどやしたこともあるのでそこの所はあまり浸透していないのかなぁとも思いました。
ビジネスマナー研修は皆無
新卒の新入社員はビジネスマナーを学ぶと思いますが、僕がいた会社はそういった類を一切してきませんでした。
ですから名刺の渡し方だとか、電話対応だとか、席順だとか、そんな知識は皆無です。
当分は正社員になる予定はありませんが、それでもインターネットでマナーを調べると自分の情弱っぷりに愕然とします。。。
まとめ:遅れは自分で埋めるしかない
こんな感じで、僕の会社で受けた研修は他の会社とは違った内容だったと思います。
名刺交換のマナーすら知らないのはなかなかですよね…
就活中には採用の人に「うちの会社は社員教育に力を入れている」と言われていたのですが、ものの見事に見当外れでした。
とは言えこの会社を選んでしまったのは僕の落ち度ではあります。
大学卒業してから事実上1年浪人した感もあって、同期と比べると社会人としてのスキルは大きく後れを取ってしまいました。
今は折角大阪に引っ越してもコロナのせいでなかなか外出する機会もなく時間はあるので、自己研鑽も兼ねてそういったマナーも自分で勉強していきたいと思います。