再燃?プロ野球16球団化構想を考える【ペナント・CS編】

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どうも、ちばけふです。

以前書いた16球団化構想【本拠地編】の続き物です。

今回は16球団化に際してのペナントやCSの進め方について言及していきたいと思います。

なお、僕は16球団にする前段階として14球団制にすることが必要だと思っていますが、14球団のことはまた別記事で言及したいと思います。

 

 

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ペナントレースの進め方

4球団ずつの地区制に

16球団にすると各リーグ8球団ずつになるので、それぞれ東西4球団ずつの2地区に分かれて地区優勝を争い、地区優勝チームの優勝者が戦ってリーグ優勝を決め、リーグ優勝した2チームが日本シリーズで激突!というスタイルが最もベターでわかりやすいと思います。

1リーグ8球団でペナントを戦うこともできますが、球団が増えすぎるとシーズン終盤の下位チームの消化試合対象が増えかねないこと、それに伴う観客動員の減少が懸念されることからリーグを2分割にすることが望ましいと思います。

…それに同じ下位でも6位、7位、8位って響きよりかは3位、4位の方がまだ精神的に安定しませんか?(笑)

 

各地区の振り分けはこんな感じになると思います。

なお、新球団の本拠地はこの記事を参照のこと。

セ・リーグ 

  • 東地区:巨人、ヤクルト、DeNA、新球団(新潟)
  • 西地区:中日、阪神、広島、新球団(松山)

パ・リーグ

 

ただ、一部では16球団をごっちゃにして、近接地域の球団ごとに4地区を編成する案もあるようですが、僕個人としては反対です。

その再編は2004年に巻き起こった1リーグ制への再編の動きと類似しているからです。

何のために選手会ストライキを起こし、何のために世論が反対の声を上げ、何のために楽天が生まれたのか。その背景を探ると2リーグ制の死守は絶対条件だと思います。

 

 

試合数

試合数は現行の143試合から大幅に増やし過ぎても選手への負担が大きくなることから、あまり増やし過ぎないように試合を組んでみたらこんな感じになりました。

  • リーグ戦:7球団 × 17試合 = 119試合
  • 交流戦 :8球団 × 3試合 = 24試合

 合計:119+24=143試合

なんということでしょう、現行の143試合にすっぽりと収まってしまったではありませんか!

一応算数のお勉強になるんですが、ゲーム数はとりあえず143試合を基本として、交流戦は一応現行の片方の本拠地で3連戦という形を踏襲する形で24を引き、残りの119試合を同一リーグの7で割ると見事に17試合ずつで割り切れてしまいました。

しかしリーグ戦での対戦数が地区の垣根を超えて一緒だと、仮にある地区の優勝チームが他地区の3位以下のチームよりも勝率が低くなるという可能性が生まれてしまい、地区優勝の価値が下がってしまう恐れがあります。

 

そこでもう少し同地区内の対戦比重を増やして、

  • リーグ戦同地区:3球団 × 20試合 = 60試合
  • リーグ戦他地区:4球団 × 15試合 = 60試合
  • 交流戦    :8球団 × 3試合 = 24試合

 合計:60+60+24=144試合

にするのもありだと思います。

144試合制は2007~14年の8シーズンやっていたので年間スケジュールを立てる上で差し支えないでしょう。

いずれにしても、試合数を大きく増減させずに試合を組むことは可能です。

 

 

ポストシーズンの進め方

基本的には地区優勝チーム同士が対戦

タイトル通り、原則として地区優勝を決めたチームがリーグ優勝シリーズに進出して試合をするのがいいと思います。

試合数は選手の負担や日程の余裕などを考慮すると5戦3勝制でもいいと思いますが、現在のクライマックスシリーズのファイナルステージが6戦4勝制であることから、日本シリーズと同様に7戦4勝制でもいいでしょう。

ホームチーム

 

ワイルドカードの適用

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ただここで一つ懸念されるのが消化試合の増加です。

その解消という意味でクライマックスシリーズは一定の役割がありました。

もし仮に地区優勝チーム同士の対戦というシステムにだけすると、地区優勝決定後の観客動員も減って興行的にも良くありません。

 

そこで、消化試合減少のために条件付きでワイルドカード制度を導入するべきだと考えています。

その内容は

  • A地区で2位のチームの勝率がB地区の優勝チームよりも勝率が高い場合に適用される。同率の場合も同様。
  • 適用となった場合、A地区2位のチームとB地区の優勝チームが「リーグ優勝決定戦進出シリーズ」を行う。
  • 試合はB地区の優勝チームの本拠地で3戦2勝制で行う。勝率は低いが一応地区優勝したという功績に配慮してホームチームは地区優勝チームで固定。
  • なお、A地区の3位チームがB地区の優勝チームを勝率で上回っていたとしてもワイルドカードは与えられない。(その可能性をなるべく排除するためにペナント中の地区内の顔合わせを増やす)
  • A地区の2位と3位チームの勝率が同じだった場合は、対戦成績で勝ち越しているチームの本拠地で1試合決着のサドンデスを行う(MLBワイルドカードゲームと同じ)

基本的なシステムはCSのファーストステージと類似しています。

 

ワイルドカード制を導入するメリットとしては、

  • 地区優勝しても他地区の2位チームと勝率が近接していた場合、ワイルドカードチームとの対戦を避ける為に消化試合が発生しにくくなる。(ただし選手負担を考慮すると最適だが、興行的にはワイルドカードチームとの対戦があった方が美味しい。それによる弊害を防ぐためにその3連戦の主催をリーグ預かりにすることも検討できる)
  • 同様に、地区2位でも他地区の優勝チームと勝率が近接していた場合、リーグ優勝の望みを繋ぐために消化試合が発生しにくくなる。
  • リーグの戦況によってはワイルドカード獲得合戦が起こり消化試合が発生しにくくなる。
  • 勝戦線から外れてしまったチームでも、必然的にワイルドカード攻防戦に巻き込まれるので捨て試合をしにくくなる

が挙げられると思います。

ただ、両方の地区優勝チームがぶっちぎりで優勝した場合は残念ながら消化試合が増えてしまいそうですが。

 

ちなみに2019年シーズンの結果をちばけふ考案のポストシーズンのシステムに無理矢理当てはめると、

というような具合になります。

 

 

日本シリーズは特に変更点無し

日本シリーズは特に変える必要はないと思います。

70年間問題なく開催されてきて、変える理由は無いです。

 

 

まとめ:16球団でむしろシーズンは面白く進む!

今回はペナントとCSの進め方をメインに書いていきましたが、どうでしょうか?

16球団にすることで試合やリーグ編成に幅が出来ます。

チームが増えることで各チームとの対戦数を減らしてマンネリ化を防ぎ、地区制を導入することで消化試合を極力減らしてポストシーズンに移れます。

ポストシーズンも限定付きながらワイルドカードを導入したり、地区優勝→リーグ優勝というMLB式のスタイルを導入してより盛り上がれるような方法は取れると思います。

この構想についてなにか思うことがあればコメントとかTwitterのリプとかください。

この話題についてはめっちゃディベートしてぇ。

 

 

 

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