どうも、chibakyoです。
今朝のYahooニュースにこんな記事が出ていました。
ローソンがこのたび、消費期限が迫った食品の「見切り販売」を加盟店に勧めていく方針を明らかにしたそうです。
食品ロスを減らし、なおかつ今まで廃棄されていた商品を売ることで利益を上げる目論見があるそう。
確かに食べられるものを捨てることでお金がマイナスになるくらいなら、端金でもプラスになった方が絶対にいいですもんね。
ただ利益の追求はもちろんですが、食品ロス問題の観点からも画期的な施策だと思います。
そもそも食品ロスとは?
食品ロス(しょくひんロス)、食料ロス(しょくりょうロス)、またはフードロス(Food loss)とは、売れ残りや食べ残し、期限切れ食品など、本来は食べることができたはずの食品が廃棄されること (Wikipedia)。
平成28年度の日本の食品ロスの量は推計で643万t にも及んでいて、1人あたりで換算すると1年で約51kgの食品を廃棄している計算になります。
日に換算すると日本人が毎日茶碗1杯のご飯を捨てているのと同じ量になります。
チリも積もれば何とやら、と言いますが正にその通りで、尋常じゃない量になってしまいます。
食品ロスも家庭で出るか事業者で出るかで種類も変わってくるのですが、下の画像でわかる通り、ほぼ半々の割合で食品ロスが生み出されているのが分かります。
その中でもコンビニやスーパーで廃棄されるものは「食品小売業」に分類され、年間で66万トン、約10%の割合を占めています。
グラフを俯瞰すると微々たるもののように見えてしまいますが、コンビニがこれをすることに非常に意味があると僕は考えています。
コンビニの見切り推奨に意味がある理由
世間の食品ロスへの意識がまだまだ低いので、最近何かと話題を提供してくれるコンビニが発信源に微力でもなりうるのではないかと思ったからです。
あと正直イメージで語っているのであんまりこんなこと言いたくもないのですが、コンビニ業界が時代の潮流に逆らっていることが多いと感じませんか?
最近では時短営業の問題とか、なにかと世間をザワつかせるようになっています。
食品ロス問題にしても恵方巻を大量に仕入れて売れ残りをジャンジャン廃棄するって報道が波紋を呼んだこともありました。
そしてコンビニってスーパーとは違って基本的に見切り商品の値引きはしないじゃないですか?
だからこそ「食品を大量廃棄する」「見切り販売もしない」というイメージをブチ破るという意味で、今回の施策は騒動インパクトがあると思います。
これを契機にもう一度「食品ロス」問題に世間のスポットライトが当たれば、45%を占める家庭からの食品ロスを減らす呼び水に少しでもなるのではと考えています。
「食品ロス」って結構ヤバいんだぜ
そもそも食品ロスってただ単に「まだ食べられるのに勿体ない」で片付けられないくらい深刻な問題なんです。
世界では年間13億トンもの食料が廃棄されているそうですが、これは世界の10億人の飢餓の人々をお腹いっぱいにできると考えても差し支えありません。
そう考えるととんでもない数字だと思います。
また、食料が生産・製造されてから廃棄されるまでに使われた全てのエネルギーや資源をムダにしていることになるのです。
そうなるとムダに温室効果ガス等を生み出していることになり、地球環境にもよくありません。
さらに捨てられる運命にある食料生産のために森林が切り開かれたり自然環境が破壊されていたらなおのこと地球によくないですよね。
さらに経済的にも損失です。食品ロスが増えて製造や廃棄のコストが上がると価格に反映されるので、一番困るのは消費者である自分たち。
本来安く買えるはずだったのに余計なお金を払うのはバカバカしいと考えるのは僕だけでしょうか?
最後に
、とまぁ、食品ロスって何もいいことないんですよね。
最初のコンビニの話からかなり飛躍しちゃいましたけど、それだけ深刻な問題に対してアクションを起こしたローソンは評価されるべきだと思います。
政府も法律整備したり広報をしたり、現場サイドでもイベントごとの食べ物を完全予約制にしたりするなどの努力は各方面で行われていますが、まだまだ効果が出ているとは言い難いです。
皆さんもこれを機に食品ロスについて考えてみてはいかがでしょうか?
僕も冒頭の記事を読んで思い立って書いたので内容薄くてすみません…
僕ももっと見識を深めて皆さんと情報をシェア出来ればと思います!
下に僕が今回記事を書く上で参考にしたリンクを貼っときますね!