子連れに優しかった台湾の地下鉄。子どもに不寛容な日本

お題「赤ちゃん連れの電車」

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どうも、chibakyoです。

お題に関連して、去年の6月に台湾を旅していた時のこぼれ話をしたいと思います。

 

 

 

ベビーカー連れの家族が乗ってきて

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僕が台北の地下鉄に乗っていた時のこと。

とある駅でベビーカーに子どもを乗せた状態で親子が乗ってきました。

それも二組も。

日本だったら怪訝な目で見られるか、運が悪ければグチグチ文句を言われるくらいの事案ですよね。

それがこともあろうに回りの乗客は (いい意味で) 彼らに対して知らん顔。

誰か一人くらい凝視してないかなぁ~と思って辺りをこっそりと見まわしてみたのですが、誰一人そちらに目を向けるどころか殆ど関心を示していなかったんですね。

台湾を旅行中、他にももう1件くらい同じような光景を見ました。

僕としてはかなりカルチャーショックでした。

 

 

日本ではまずない

こんなことは日本ではまずありえないですよね。

僕は秋田の田舎育ちなのでそもそも都会の電車に乗る機会が少なかったからベビーカー連れの乗客を見たことはあまりないので偉そうに事情は語れないのですが、たまに見るにしてもベビーカーは折りたたまれていました。

そもそも日本は台湾に比べて電車が混むことが多いので、そもそもベビーカーを持ち込んだら迷惑になる、という心理が働くのだと思います。

だから極力幼児連れの家庭はおんぶ紐を使ったりやむを得ない場合はベビーカーを畳んだりする光景が多いのでしょう。

 

それ以前に日本は子供に不寛容な社会ではないか

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今回の件は各国の電車事情や価値観によって変わってくるので一概に日本は心が狭いだとか台湾はベビーカーに寛容だとか言うつもりはありません。(お昼など、空いている時間帯であれば大目に見てもいいんじゃないかなぁと思ったりしますが)

先ほども言ったように日本の電車はよく混みますし、駅の施設事体が狭くてベビーカーを持ち込むには危ない場合も多いのでベビーカー事体の持ち込みには不便な環境です。

 

ただそれ以前に現代の日本は子どもについてあまりに不寛容ではないでしょうか?(話はだいぶ飛躍しますが)

  • 子どもの声がうるさいから幼稚園建設反対する地域住民
  • 地域のイメージにそぐわない児童相談所の設置に反対する某MA
  • 電車内の赤ん坊の泣き声にあからさまにガンを飛ばす心の狭い大人

挙げだしたらキリがないのでこの辺にしときますが、現代日本には地域や社会で子どもも育てようという気概が無くなっていると思います。

何も逐一協力しろとかは言いませんが、せめて幼稚園からの騒ぎ声や電車内で泣く赤ん坊には「元気だなあ」とおおらかな目で見てあげられる心の余裕が欲しいものです。